整形外科

【診療内容】

主に運動を機能とした手足を含む上下肢、体幹を運動器と呼び、これらの疾病、外傷に対して診療を行う科が整形外科です。
運動機能の障害だけではなくしびれ、知覚、痛みが問題となる場合もあります。
運動器は骨、筋肉、靭帯、神経、軟骨で構成されており、それらに対して投薬、処置、手術、リハビリを行います。

【検査】

1.5T MRI・64列CT・骨塩定量器・筋電図・誘発電位検査装置などの検査機器を用いて殆どの骨・関節・筋・脊髄・末梢神経の検査が可能です。

【骨折など外傷外科】

高齢者に対する大腿骨近位部骨折を主として、交通外傷・労災事故・転落転倒事故による四肢骨折に対して内固定を行う手術を行います。
徳島大学麻酔科からの派遣により麻酔科医が平日常勤する体制となったため、外傷に対しては極力早期の手術を行い、早期の離床、リハビリが行えるように努めています。
骨折治療においても経皮的にプレート固定を行うMIPO法を積極的に取り入れ低侵襲化に努めています。

骨折など外科外傷

【脊椎外科】 脊柱・骨盤その他手術実績はこちら

頸部痛、背部痛、腰痛など脊柱の痛み、頸肩腕痛、臀部下肢痛などの神経痛、しびれに対して診察、治療を行います。
頸髄症、頚椎椎間板ヘルニア、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎変性すべり症、腰椎分離すべり症、胸腰椎圧迫骨折・偽関節、変性後側弯症に対して除圧(神経の圧迫を取り除く)、固定術(椎間・関節を骨で癒合させる)、骨切り術などのアライメント矯正(骨の並びを治す)などの手術を行います。
最近では変形矯正の手術については側腹部から小皮切で大きなケージ(かご)を椎体間に挿入する手技(LLIF)を導入し低侵襲化に努めています。

脊椎外科1

脊椎外科2

頸椎・腰椎の椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症の手術では、不安定性(グラグラしている状態)やアライメント異常(並びが悪い)時には固定術を選択することもありますが、単純なヘルニアや狭窄症などの疾患については短期入院で治療が可能な内視鏡手術(MED法)で対応することが可能です。

脊椎外科3

またすべり症などに対する脊椎固定術は小皮切、経皮的スクリューの採用など可能な限り低侵襲化に努めており、早期離床・退院、創部の痛みの軽減などが期待できます。

脊椎外科4

小林医師は日本脊椎脊髄病学会指導医 日本整形外科学会脊椎内視鏡下手術技術認定医(2種・後方手技)を取得しています。
近年は高齢者の骨粗鬆症を背景とした脊椎圧迫骨折の発生率が上昇しています(米国では45秒に1人発生)。基本的に安静、コルセット固定、リハビリ、鎮痛剤の投与など保存加療を行いますが、好発する胸腰椎移行部での脊椎圧迫骨折は高度な椎体圧潰による後弯変形(腰曲がり)、癒合不全・後弯変形による慢性疼痛、遅発性麻痺、これらのことによる不安定歩行・歩行障害が問題となることがあります。その場合、椎体形成、後方固定、前方固定などの手術が必要となる場合があります。当科では椎体形成を経皮的に行い(BKP)低侵襲化に努めています。

脊椎外科3

全身麻酔が必要となりますが1時間弱で終了する手術ですので椎体の高度圧潰、癒合遅延による強い疼痛を軽減する効果が期待できます。
圧迫骨折を起こし圧潰した椎体により高度の後弯変形、脊柱管狭窄による神経障害をきたした症例では除圧固定が必要となります。
その場合は左側腹部もしくは後方から神経の除圧を行い骨移植した後、後方からスクリュー固定を行います。

脊椎外科3


術後はコルセット固定のもとリハビリを行います。骨粗鬆症が主な原因ですので骨粗鬆症に対して精査を行ってから投薬などの治療を併せて行っていきます。

【関節外科】

四肢の関節全部を対象としますが、主に変形性関節症に対して診療、手術を行っています。
 変形性膝関節症の手術においては全置換術(TKA)、単顆置換術(UKA)、高位脛骨骨切り術(HTO)を行っています。
全置換術(TKA)は膝関節の全てを人工関節に置換しますが
関節外科1

単顆置換術(UKA)は内顆のみの人工関節であり手術侵襲が少なく早い回復が期待できます。

関節外科2

高位脛骨骨きり術(HTO)はO脚内反変形を呈し、外側の軟骨が比較的保たれている変形性膝関節症に対して適応となる手術です。
下肢のアライメント(骨の並び)をO脚から真っ直ぐに矯正することにより内側の関節痛に対して効果があり自分の関節を温存することができます。
最近では手術手技の確立、インプラントの改良に伴い侵襲も小さくなり長期間の入院を必要としない手術となりました。
関節外科3

また、変形性股関節症に対して人工股関節置換術(THA)、大腿骨骨頭壊死、大腿骨頸部内側骨折に対して人工骨頭置換術(BHP)を行っています。
スポーツや変性による半月板損傷に対して関節鏡視検査、半月板切除・縫合術を行っています。手術による傷が小さく早期退院することも可能です。

【骨粗鬆症】

 20歳時と比較し30%以上骨密度が低下した状態が骨粗鬆症です。骨折のリスクが上昇していることが問題点となります。
高年齢患者様の骨折・脊椎手術後に骨粗鬆症治療を併せて行い次の骨折の予防に努めます。
 また外来では主に閉経後骨粗鬆症患者様に対して検査、投薬治療を行っています。
骨折歴のある中高年齢の患者様や人間ドックで指摘された患者様はご相談ください。

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