公立学校共済組合四国中央病院

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   ・同じことを何度も言ったり、聞いたりする
   ・物の名前が出てこない
   ・しまい忘れ置き忘れが増えいつも探し物をしている
   ・約束の日時や場所を間違えるようになった
   ・病院からもらった薬の管理ができなくなった
   ・趣味やこれまで好きだったものに興味を示さなくなった
   ・今までできていた日常生活ができなくなった
   ・水道やガス栓の締め忘れが目立ち心配
   ・財布や通帳・衣服を盗まれたと人を疑う
   ・夜中に変わった行動をする・・・・・詳しくは こちらをご覧ください。

公立学校共済組合四国中央病院


   ・認知症は何科に行けばよいのでしょうか?
   ・かかりつけ医はないのですが、受診はできますか?
   ・医師に何を説明したらよいのですか?
   ・認知症の検査ができると聞きましたが?
   ・受診させたいが、本人が嫌がっていて、どうしたらよいでしょうか?
   ・認知症の診断はしてもらったが、最近怒りっぽく介護がしんどくなっている。
   ・薬を飲んでいるが効いているのか判らない。
   ・車の運転が最近心配だ

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認知症疾患医療センターの事業

 当院では愛媛県から指定を受けて、平成25年4月に認知症疾患医療センターを開設しました。
認知症の患者様の早期診断やそれに基づく専門相談などを行っています。

無料相談
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TEL (0896)58-5610(専用) / FAX (0896)59-5550

受付時間) 月曜〜金曜(祝祭日除く) 9:00〜17:00

業務内容
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  1. 専門医療相談
  2. 鑑別診断とそれに基づく初期対応
  3. 合併症・周辺症状への急性期対応
  4. かかりつけ医等への研修会の開催
  5. 認知症疾患医療連携協議会の開催
  6. 情報発信

鑑別診断の流れ

 認知症疾患医療センターでは、認知症の鑑別診断を行っております。
認知症の鑑別診断では、認知症の有無、原因疾患、重症度などを見極めるための診察を行います。
また、鑑別診断を終えるまでに、診察と検査のために数回来院していただく必要があります。

 ・診察は予約制(電話予約)となっております
 ・初診時にかかりつけ医の紹介状(診療情報提供書)をお持ち下さい
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    どのようなことでお困りでしょうか?

   ・精神保健福祉士が相談をお受けいたします。
   ・診察を希望される方や、受診が必要な方の診察予約をお取りします。
   ・予約をお取りする際には、かかりつけ医の紹介状(診療情報提供書)が必要となります。
   ・事前に電話でご本人の様子など聞き取りさせていただきます。
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   ・心療内科、神経精神科の専門医による診察を行います。
   ・診察当日は、受付後に心療内科の受付にお越し下さい。
   ・患者さんの生活の様子や病状などを事前にお聞きいたしますので、一緒に生活されている方や
    状況を把握されている方が同行するようお願いします。 その後診察になります。
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   画像検査について

   認知症の画像診断は、診断補助情報であり、面接、心理検査、日常生活の状態および
   身体疾患の影響と組み合わせることが重要となります。

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   脳の萎縮、梗塞、出血、腫瘍、水頭症といった脳のかたちをみる検査です。
   MRIは磁場を利用した画像です。体内に金属がある方は熱が発生したりして危険であるため撮影できませんので、
   CTでの撮影を選択します。
   CTは放射線を利用した画像です。MRIに比べて画像は鮮明ではないですが、短時間で撮影が可能です。
   アルツハイマー型認知症では海馬、頭頂葉、側頭葉、前頭側頭型認知症では、前頭葉、側頭葉の萎縮が特徴的です。
   血管性認知症では、梗塞や出血を確認します。
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   シンチグラフィとは放射線を出す薬を注射し、体内の様子を画像化することです。
   SPECTとはシンチグラフィの画像を輪切りにしたものです。
   脳においては血流が少ないところが分かります。アルツハイマー病では帯状回後部、側頭葉、頭頂葉、
   脳血管性認知症では梗塞部位と前頭葉、レビー小体型では、後頭葉、前頭側頭型認知症では前頭葉、
   側頭葉の血流低下を認めます。

   心理検査

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   正常な高齢者から認知症高齢者をスクリーニングする目的で作られた検査で、高齢者のおおまかな知的機能の
   障害の有無や程度を判定することができます。
   年齢、今日の日付、今いる場所、単語や物品の即時記憶、計算(引き算)、数字の逆唱、野菜の名前の想起など、
   9項目の問題があります。 満点は30点で、20点以下の場合は、認知症である疑いが高くなります。

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   長谷川式簡易知能評価スケールと似た問題が多くあります。加えて、図形を模写する視空間能力、文章の記載をする
   言語能力に関する項目があります。
   問題は11項目あり、満点は30点で、24点以下の場合は、認知症である疑いが高くなります。

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   記憶を中心とする認知機能検査で、アルツハイマー病に対するコリン作動性薬物による認知機能の評価を
   おもな目的としています。単語再生、口語言語能力、言語の聴覚的理解、自発話における喚語困難、口頭命令に従う、
   手指および物品呼称、構成行為、観念運動、見当識、単語再認、テスト教示の再生能力の、11の課題から
   構成されています。
    0〜70点の範囲で、得点は失点であるため、高得点になるにつれて、障害の程度が増していきます。
   認知症の重症度を判定するというよりは、継続的に複数回実施し、得点変化によって認知機能の変化を評価する
   検査です。

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   表示された図案の欠落した模様に合ったものを、6つの選択図案の中から、1つだけ選ぶテスト(45歳以上適用、36問)
   です。言語を使わずに答えられる検査のため、非言語性の推理能力(知的能力)が測定できます。
   言語を使わないので、文化的背景に影響されないのも特徴です。実施が比較的簡単かつ短時間(10〜15分)ですんで、
   採点および結果の評価にさほどわずらわしい分析などを必要としないため、スクリーニング・テストとして最適です。
   失語症および認知症の検査として、世界中で広く利用されています。

   脳波検査

   脳から出る微弱な電気をとらえることによって脳の働き具合をみる検査です。
   認知症の診断においては、せん妄、てんかんとうつ病の除外、疾患特有の波の確認に用います。
   人体への影響はまったくなく検査できます。
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   ・診察と各種検査の結果が揃いましたら、専門医による鑑別診断を行います。
   ・診断結果については、口頭で説明いたします。
   ・今後の療養についての相談をさせていただきます。
   ・診断結果により、お薬の服用や介護保険の申請を勧めさせていただくことがあります。

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   ・紹介状をお持ちの方については、紹介もと医療機関に対し診断結果を療養計画書等でお伝えし、
    引き続きサポートしていただきます。
   ・介護サービスの必要な方については、介護、福祉関係機関と連携し、ご希望に合わせ必要な情報をお伝えします。

認知症診断地域連携について

 地域の医療機関が連携して、認知症者様が安心して診断・治療・療養を継続できる環境づくりに努めるため、認知症診断地域連携を行っています。かかりつけ医から専門医に認知症の疑いのある方を紹介して頂き、検査、鑑別診断、治療方針の決定、病状の安定後にかかりつけ医にて治療の継続を行います。病状の変化時は再び専門医へという流れです。

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