院長ご挨拶/理念・基本方針

院長ご挨拶


病院長 鎌田 正晴

  桜の季節も終わりましたが、朝夕はまだ肌寒く感じる日もあるようです。皆さまには如何お過ごしでしょうか?3月末に大学の卒後40周年の同期会(昭和48年卒業で四八会と称します)がありました。69歳〜72歳のメンバーですが、多少ペースは落としているものの完全にリタイアしている同期生は約30名の出席者のなかには1人もおりませんでした。これも医師不足によるものでしょうか。老害に注意しつつも、日野原先生を目指して完全な引退はまだ先と感じた次第です。

本年度も6名の先生方を当院に迎えることができました。小児科の岩井朝幸先生は、四国こどもとおとなの医療センターで、血液・腫瘍内科の部長を務めておられました。宇摩地区には血液内科を専門とする先生が少ない中ご活躍が期待されます。小児科にはもう一人新野亮治先生が赴任されました。循環器が専門で、愛媛県立中央病院では新生児内科を担当されておられました。当院の周産期診療のレベルアップにつながる大きな戦力になると考えています。
産婦人科の矢野清人先生は、初期研修後当院で4年の勤務経験があります。その後産婦人科専門医を取得し、医学博士号の仕事も終えられ8年ぶりに当院に赴任してくれました。不妊・内分泌が専門ですが、婦人科手術も周産期管理も大学のお墨付きです。
内科には影本開三先生が赴任されました。消化器内科が専門で、高山教授からはその中でも内視鏡治療が得意と伺っております。EMR(粘膜切除)のみならずESD(粘膜下層剥離術)やEST(十二指腸乳頭切開術)なども可能となりました。
精神科には新たに井上彩織(さおり)先生、橘 侑南(ゆなみ)先生が加わりました。お二人とも小児精神科を目指すフレッシュパーソンで、当院の目玉の一つである発達障害児の診療の幅が広がるものと期待しています。

本年5月からペインクリニックを開設いたします。日本人の80%は何らかの慢性痛を抱えて生活していると云われており、ある意味それが当たり前になっています。ぺインクリニックでは、痛みの原因を分析し、薬物療法だけでなく神経ブロックなど色々な治療法を駆使して痛みの無い生活を可能にします。痛みの専門家である当院麻酔科の川人伸次先生、曽我朋宏先生が担当致します。

当院は、手術療法、化学療法および放射線療法を含めた集学的治療〜緩和ケアを行いうる宇摩医療圏唯一の病院として、がん診療の中核病院としての役割を果たしています。昨年呼吸器内科医が赴任した事から肺癌患者の診断治療が可能になりました。これにより5大がん(胃がん、大腸がん、乳がん、肝がん、肺がん)全てに対応可能で、がん患者さんも大幅に増加しています。当院では、5名の産婦人科医がマンモグラフィおよび乳房超音波両法の読影資格を持っており、女性特有のがんである子宮がん、乳がんの同時検診が可能です。また女性の技師さんがマンモグラフィ撮影あるいは乳房超音波を行っていることなど、女性が受診しやすい体制が乳がんの発見率の増加につながっています。

 昨年度整形外科手術にコンピューター支援手術であるナビゲーションシステムを導入しました。CT/MRIにより手術部位の立体的三次元コンピューターモデルを作成し、手術時に三次元位置センサーを組み合わせることで、手術器具の位置を確認しながら手術操作が行えます。これにより、血管や神経などの損傷を回避した安全で高精度な手術を行うことが可能となりました。
またこのシステムは若い先生方の研修・教育にも有用と考えられています。今までは経験と勘に頼った盲目的な操作であったものが、画面で見えるようになったことで、指導医の、いわば名人芸を習得することが容易になりました。

昨年10月にトロント大学から復帰した当院の留学生第一号(小児科の日野ひとみ先生)が、なんと平成30年度の科学研究費を獲得いたしました。当院が整備してきた留学制度および研究助成制度を生かしてご自身が成長し、その知識、技術を当院および地域医療のために還元していただくと云う当院の目的が成就したものと本当にうれしく思います。後に続く先生の励みになることを期待しています。

当院の理念は、「真心、信頼、連携、思いやり」です。あらためて地域や共済組合員の信頼に応えられる、高度で安全な医療を提供していきたいと考えています。今後ともご指導ご鞭撻を、また併せてご支援ご協力をお願いいたします。

平成30年4月18日

理念

真心・信頼・連携・思いやり

基本方針

1 患者様に信頼される心のこもった病院を目指します
2 安全で質の高い医療を目指します
3 地域と職域に連携した安心できる医療を目指します
4 職員各自が協調して、経営の健全化を目指します
5 こころのバリアフリーを目指します

患者さんの権利と責務

1 良質で公平な医療を受ける権利
2 診療内容について十分な説明を受け、自らの意思で選択・決定する権利
3 診療内容について質問する権利と情報開示を求める権利
4 個人情報・プライバシーが保護される権利
5 個人として人格、価値観などが尊重される権利
6 自分の健康に関する情報を出来るだけ正確に提供する責務
7 他の患者さんの診療に支障をきたさないように配慮する責務

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