内科では大腸ポリープ等の内視鏡手術での入院が最も多く、次いで、2位:心不全　3位:誤嚥性肺炎　4位:間質性肺炎　5位:肺炎と、呼吸器疾患が上位を占めております。この表で、当院が消化器疾患や呼吸器疾患に力を入れていることが分かります。肺炎の内容に関しては、「成人市中肺炎の重症度別患者数等」もご参照ください。

当院は、令和6年4月に地域がん診療病院の指定を受け、四国がんセンター（都道府県 がん診療連携拠点病院）および、住友別子病院（地域がん診療連携拠点病院）と連携して、 宇摩医療圏のがん診療を担います。
毎年、化学療法：約1,000件・放射線治療：約1,000件の実績があります。特に放射線治療が行える施設としては宇摩医療圏で唯一、四国中央病院だけであり近隣の医療圏も含め、多数の紹介を受けています。

四肢・脊椎の外傷および慢性疾患に対する整形外科一般の診療を行っています。 外傷では、高齢者の大腿骨頸部骨折・脊椎圧迫骨折をはじめ労災・交通外傷や小児骨折など救急医療に関して幅広く診療を行っています。

小児科一般、新生児の診療及び小児保健事業(予防接種、乳児健診)を行っています。専門的な治療が必要な患者さんは、四国こどもとおとなの医療センターや愛媛大学医学部附属病院と連携をとり、日常生活の支援を行っています。
専門外来として、新生児疾患(早産、低出生体重児など)および発達障害児の発達外来、アレルギー疾患（気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー）、内分泌疾患、腎疾患などの小児慢性疾患を診ております。

形成外科の手術の多くは外来手術で施行しており、患者さんの病状等で入院手術にも対応できます。内科や整形外科等の他科にて入院中の方の褥瘡ケアも積極的に行っております。

産婦人科病棟は、地域包括ケア病棟ですので、DPCでの算定が少なくなっています。

内視鏡センターにて、消化管異物除去、 消化管出血に対する内視鏡的止血術、早期癌の内視鏡治療(EMR、ESD)、 食道静脈瘤に対する内視鏡的硬化療法(EIS)及び結紮術(EVL)、 悪性狭窄に対するステント留置術、内視鏡的胃瘻造設術(PEG)　等、様々な内視鏡の手術及び処置に対応しています。

腹腔鏡下胆嚢摘出術に始まった「内視鏡外科」は、低侵襲性と美容性で患者に支持され、ここ20年来、外科系全科に普及しました。当院は、この低侵襲な鏡視下手術を積極的に行っています。
心臓血管外科については、北川病院長赴任から、血管外科診療が開始されました。歩行によって生じる下肢痛や足趾潰瘍、静脈瘤等でお悩みの方は、是非ご相談ください。
また、当科ではマンモグラフィによる乳癌検診の推進と、こうした最新の知見を幅広く取り入れた乳癌に対する包括的な診断と治療に取り組んでおります。手術後の放射線治療も当院で施行可能で、外来通院での治療も可能です。

人工関節置換術は、筋肉をほとんど切らない手術法を可能な限り行っています。できるだけ、お身体のご負担を減らし、手術後のリハビリがスムーズに進められる低侵襲手術という方法を導入しています。
脊椎手術は、脊椎外科担当医（加地・小林）が腰椎疾患に対しての内視鏡手術（ＭＥＤ）、椎弓切除術、椎弓形成術およびPLF，PLIF，TLIFなどの固定術を積極的に行っています。
整形外科手術を受けられる患者様は、様々な合併症を有する場合がございますが、当院は複数の診療科を有する総合病院であり各専門科、麻酔科へのコンサルトが可能で、より安全を図った手術が可能です。